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21/04/27
加工食品民間協議会、T11型パレット念頭に外装標準化で指針策定
加工食品の外装サイズの標準化を議論する民間協議会はこのほど、T11型パレットに適合する寸法、高さをまとめた標準化ガイドライン(指針)を策定した。4月中にも、日本包装技術協会のホームページで内容を公開する。
昨年3月、国土交通省が定めた加工食品の物流標準化アクションプラン(行動計画)を受けたもの。協議会は、日通総合研究所が事務局となり、加工食品のメーカー、卸、小売り、物流企業で構成。昨年7月から計4回、幹線輸送をベースに外装サイズ標準化に向けた議論を進めてきた。
議論継続し
内容を改訂
指針ではT11型パレットに適合する標準寸法を、長さ265×幅210×高さ210㍉㍍と規定。パレットを含むパレタイズ貨物の全高は、一般的な大型トラックの荷台高さが1400㍉㍍前後、法律上の全高が3800㍉㍍ということを踏まえ、天井高さを引いた2350㍉㍍前後を内のりとして、2段積みできる1150㍉㍍以下が望ましいとした。 この他、用語説明や、外装決定に関わるメーカー内の意思決定の流れ、その際に社内で使う依頼書のひな型、メーカーが外装標準化の取り組み状況を確認できるチェックリストも盛り込んだ。 協議会では今回の指針を第1版としており、さらなる改訂を目的に今年度も議論を継続していく考え。メンバーについても限定せず、より多くの企業を巻き込み、物流の効率化につなげる。