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21/04/23

小西医療器、最新技術導入の大阪ソリューションセンターを公開

 

新設した「大阪ソリューションセンター」の外観

 シップヘルスケアホールディングス傘下で医療商社の小西医療器(本社・大阪市、小西賢三社長)は4月20日、医療物資を取り扱う新たな物流拠点「大阪ソリューションセンター」を公開した。約40億円を投じた医療機関に消耗品を配達する関西の基幹物流センターだ。
 新センターの所在地は大阪府門真市松生町4ノ6。敷地面積は約5683平方メートル。鉄骨造の5階建てで、延べ床面積は約1万250平方メートル。
無人搬送車(AGV)などの自動化設備や、RFID(無線電子タグ)などの新技術を導入。生産性を向上させつつ、正確さを保持することを追求。医療材料物流の課題解決を目指す。

 主な設備として、業界初となる自動こん包機を導入。必要な時に必要な分だけ医療機関に届けるために、必要な小分け作業を自動化した。また、小分け時に重量検品と入荷登録を行うことで、ミスの削減にもつなげる。
 ピッキングでは、従業員が動き回るのではなく、AGVが必要な商品を作業員の手元まで運ぶことで作業員の負担を大幅に軽減。また自立型協働ロボットは、保管場所へ誘導すると共に、RFIDの認識機能でピッキングした商品を瞬時に判断。誤出荷を防ぐ。

 6月までに、関西圏域で受託する27の療施設へ運用を拡げる。将来的にはグループ連携も視野に入れて運用施設の拡大 を目指す。