- 物流企業
21/04/21
ヤマトHD、越境ファッションECサイト「60%」の運営会社に出資
ヤマトホールディングス(本社・東京、長尾裕社長)はこのほど、アジアのブランドを集めた越境ファッションEC(電子商取引)サイト「60%」を運営するシックスティーパーセント(同・同、真部大河CEO)に出資した。ファンド「Kuroneko Innovation Fund」を通じ、今後さらに拡大が見込まれるアジアのEC市場で、新たな価値提供を目指す。
同ファンドは昨年4月、ヤマトが独立系ベンチャーキャピタル大手のグローバル・ ブレイン(同・同、百合本安彦社長)と共同設立した。物流およびサプライチェーンに変革を起こし得る革新的な技術・ビジネスモデルを持つスタートアップ企業を対象に投資している。
シックスティーパーセントは主にアジアのストリートブランドをメインに扱うオンラインセレクトストア。韓国、インドネシア、台湾、中国などの10カ国から約250ブランド・約1万3000アイテムを取り扱う。既存のファッションECや総合モールECには無いブランドも多く、同サイトのみで展開するアーティストやブランドとの限定コラボレーション商品が10~20代の若い年齢層から支持されている。