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21/04/15

センコーGHD、出資会社の上海低温物流センターが稼働

 センコーグループホールディングス(本社・東京、福田泰久社長)と傘下のランテック(同・福岡市、山中一裕社長)らが出資する合弁会社「中外運扇拡国際冷鏈物流」は3月25日、中国上海市嘉定区内に冷凍・冷蔵機能を持った「上海低温物流センター」を稼働した。2018年に稼働させた「北京物流センター」に続き、2拠点目の低温物流センターの開設となる。

 

 所在地は上海市嘉定区解放島東環路468。上海港や虹橋航空にアクセスできる立地で上海市と近郊地区をカバーしていく。
 鉄筋コンクリート造の高床式2階建て冷凍・冷蔵倉庫で、延床面積は3830平方メートル。内冷蔵は、480平方メートル。冷凍は、3350平方メートル。
 主要設備は垂直搬送機2基、ドックレベラーとドックシェルター8基ずつ。外気温に触れることなく保管商品の荷さばきが可能。日本製の自然冷媒冷凍機を使用して省エネを図り、CO2排出量削減にも配慮する。

 センコーグループは、新センターの稼働でさらなる事業拡大を図り、中国における食品類の輸出入・国内販売ライセンスを活かして物流と商流を一体化を進める。