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21/04/12
日本郵便、郵便配達用車両に電動3輪バイクを導入
日本郵便(本社・東京、衣川和秀社長)は3月31日、郵便配達用車両として、aideaの電動3輪バイク「AAカーゴ β8(エーエーカーゴベータエイト)」を導入した。60キログラムの最大積載量を持ち走行規制の少ない原付2種に分類される車両で、郵便業務の効率化を進める。
3輪構造と前後13インチの大径ホイールで、段差や悪路でも安定した走行が可能。前後連動式のディスクブレーキが安定した性能を発揮する。屋根付き3輪という独自の車体構造により、4輪車に近い快適性・積載性、2輪車並みのコンパクトさと手軽さを両立している。最大積載量は60キログラム。
また、左右のハンドルスイッチで簡単に操作可能な、新開発の「ERP(Electric Roll-lock and Parking Brake))」で、車体の左右方向と前後方向をそれぞれ独立してロック可能。停車する頻度が多い配達業務での運転者の負担を軽減する。
車両区分は原付2種。原付1種と比べて走行に関する規制が少ないため業務効率が高い。さらに、大容量バッテリー搭載で、一回の充電で最大149キロメートルの走行が可能となっている。
今回、日本郵便とaideaによる走行安定性や利便性の検証を経て、郵便配達業務で初めての屋根付き3輪EVとして「AAカーゴ β8」の正式採用が決定。8カ所の郵便局に各1台ずつ導入した。