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21/04/08

トヨタL&F、日本初4パターン運転の自動運転フォークリフトを発売

 豊田自動織機(本社・愛知県刈谷市、大西朗社長)トヨタL&Fカンパニーは5月、自動運転フォークリフト「Rinova AGF」に新機能を追加し、国内で発売する。フォークリフトが自律走行・稼働するシステムを追加し、物流現場の効率化・自動化を実現する。

レーザーリフレクタ式Rinova AGF

 新たに追加したのは、作業エリアに設置された反射板をレーザースキャナで読み取りフォークリフトが自分の位置を測定しながら自動で走行する「レーザーリフレクタ式」。積み込みや荷降ろしなど精度が要求される作業に適している。
 機能追加で、従来の「磁気ガイド式」、「レーザーSLAM式」の自動運転と「有人運転」を含め計4パターンから運転モードを選択し、組み合わせが可能になる。
 開発では、各パターンに応じた誘導ロジックと周囲環境に応じた自己位置推定ロジックの円滑な切り替えを達成することで、運転モード変更時もシームレスな走行を実現した。従来の磁気ガイド式機能も備え、1台で、倉庫の形態や作業に応じて運転パターンを選択し、顧客は幅広いシーンで活用できる。