• 物流企業

21/04/08

日立物流、海外の連結子会社統合で経営基盤を強化

 日立物流グループ(本社・東京、中谷康夫社長)は4月1日、海外の連結子会社を再編した。欧州およびアジアの地域完結型ビジネスモデルの構築に向け、競争力の向上と経営基盤の強化を図る。
 欧州では、輸送・配送・保管業、通関業などを手掛けるHitachi Transport Systemが、航空・海上貨物取扱業、貨物自動車運送事業などを行うバンテックの子会社VANTEC WORLD TRANSPORT (NETHERLANDS)を吸収する。同じオランダに本拠を持つ2社を一体化することで、3PLとフォワーディングをワンストップで提供する。
 アジアでは、倉庫業や利用運送、こん包などを手掛けるバンテックの子会社2社の事業を通関や実運送を手掛けるETERNITY GRAND LOGISTICSが譲受。地域のリソースを集約し、サービスレベルと経営効率の向上を目指す。