• 船・鉄道

21/03/31

商船三井と九州電力、LNG燃料供給に関する基本協定書を締結

タンクローリー4台とスキッドによるLNG燃料供給のイメージ

 商船三井(本社・東京、池田潤一郎社長)と九州電力(同・福岡市、池辺和弘社長)は3月29日、LNG(液化天然ガス)燃料供給に関する基本協定書を締結した。環境負荷の低いLNGの導入促進を積極的に行い、低炭素社会の実現への貢献を目指す。
 商船三井グループのフェリーさんふらわあが2022年末にしゅん工する、「さんふらわあくれない」「さんふらわあむらさき」2隻へ供給する。
 大分県の別府港に着岸中の同船に対し、Truck to Ship方式で1日あたり約50トンを供給。供給にあたっては、タンクローリー4台とスキッドと呼ばれる導管を接続。4台同時に供給することでLNG燃料の供給時間を短縮する。
 LNG燃料は、九州電力のグループ会社の大分エル・エヌ・ジーからタンクローリーで出荷。燃料輸送と本船への供給作業は、ニヤクコーポレーションが実施する。また、大分瓦斯が燃料供給中の安全管理を担い、出荷から輸送、供給までの体制を充実させ、安全かつ安定した供給を実施する。

供給体制のイメージ