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21/03/26

三井倉庫HD、特別利益及び特別損失を計上し業績見通しを上方修正

 三井倉庫HD(本社・東京、古賀博文社長)は、2021年3月期の連結業績予想を上方修正した。マレーシア現地法人ののれんの減損による48億円の特別損失を計上。一方で、保有株式の売却益も出て、昨年5月の予想より売上高を40億円引き上げ2480億円での着地を見込む。
 コーポレートガバナンス強化のため、保有株式のうち上場株式22銘柄と非上場株式1銘柄を約52億円で売却する。ガバナンス・コード(企業統治指針)で、株式の保有方針の開示が求められるなど、企業の株式保有に対する規律が厳しくなっていることを受けた措置。
 一方で、マレーシアの現地法人の評価見直しによるのれんの減損で、26億円の特別損失も計上した。主要顧客の生産体制見直しで、取扱量が減少する見通しを受けたもの。