• 行政・業界団体

21/03/26

NEXCO中日本、SA・PAのトラック駐車可能数増へ兼用ますを整備

 NEXCO中日本(本社・名古屋市、宮池克人社長)は3月末までに、パーキングエリア(PA)の大型トラックの駐車キャパシティを大幅に増やす。小型車と大型車の「兼用マス」を整備し、駐車場不足を解消する。
 東名高速の中井PA(上下)、鮎沢PAの上下線、新東名高速の遠州森町PAの上り線、北陸道の尼御前サービスエリア(SA)の上り、中央道の内津峠PAの上下線で、合わせて約170台分の大型車駐車マスを増設し、混雑緩和を図る。

東名・新東名では3つのPAで駐車マスを増設

 

 今回増設されるのは中井PAの上りで4台、下りで5台、鮎沢PAの上りで60台、下りで47台、遠州森町PAの上りで20台、尼御前SAの上りで25台、内津峠PAの上りで6台、下りで1台分。さらに今年度中に尼御前SAの下りで45台、中央道の虎渓山PAの上りで17台分を拡充する。
 トレーラーマスの拡充も進む。鮎沢PAは上りで4台分を従来のセミトレーラー用マスからトレーラーマスに拡大、下りで1台分を新設。尼御前SAは上りで3台分が確保され、下りは4月から5台分の新設工事に着手する。また、遠州森町PAの上りでは、4台分増えた計7マスのうち4マスがダブル連結トラックの優先駐車マス。
 

尼御前SAなど北陸エリアで導入が始まった「兼用マス」の青色ライン

 各SA・PAでは平日夜間に大型車エリア、休日昼間に小型車エリアが足りない傾向で、大型車が小型車エリアに駐車するなどして混雑が発生していた。今回の各工事では駐車スペースの全体レイアウトを見直し、ゼブラ帯の駐車マスへの変更と併せて兼用マスを拡充した。