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21/03/25
ANA、自動運転トーイングトラクター実用化に向けて実証実験
全日本空輸(本社・東京、平子裕志社長)と豊田自動織機(同・愛知県刈谷市、大西朗社長)は3月29日から4月2日の5日間、東京都の羽田空港で自動運転トーイングトラクターでの貨物搬送を想定した実証実験を行う。大規模空港での運用面での課題を抽出し、2025年の無人搬送の実現を目指す。
新型車は、取り扱い貨物が多く、走行条件の厳しい羽田空港での運用に対応するため、高精度な屋内外シームレス自動走行を実現する自己位置推定性能を持つ。また、けん引重量の増加や坂路走行にも対応。さらに、豊田自動織機開発の樹脂ウインドウをキャビン部分に採用し、車両の安全性・デザイン性を兼ね備えるとともに、軽量化を図った。
両社は、19年2月に九州佐賀国際空港と中部国際空港で、自動運転トーイングトラクターの実用化に向けた実証実験と試験運用を実施。国内最大の羽田空港でも、トーイングトラクターが安全でスムーズに自動走行するための検証を行い10月からの実運航便での試験運用につなげ、25年の実用化を目指す。