- 物流企業
21/03/24
名門大洋フェリー、貨物サービス強化の新船12月から就航
大阪南港~北九州・新門司港間で運航する名門大洋フェリー(本社・大阪市、野口恭広社長)は12月、貨物ユーザー向けのサービスを強化した新造船を就航する。
既存船「フェリーきょうとⅡ」に代わって投入する。トラック積載台数を増やし、二層同時荷役方式の採用で荷役時間を短縮する。また、ドライバーズルームを個室化し、室数も増やす。
船体を大型化し、全長は既存船と比べて28メートル増の195メートル、全幅は同2・2メートル増の27・8メートルで、総トン数は同5630トン増の約1万5400トン。車両積載台数は、トラックが同54台増の約162台、乗用車は同5台減の約140台。旅客定員は同17人減の675人となる。ドライバーズルームは、個室化し増設する。
ハイブリッド型推進方式などを採用し、省エネや環境負荷低減を図る。また2層同時荷役方式を採用し、車両の積み降ろしを効率化する。
今回に続き、同社は2022年3月にも新造船を就航予定。