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21/03/23
復興道路、岩手で2区間開通
国が整備している東日本大震災の復興道路・復興支援道路のうち、国土交通省は3月中に岩手県内の2区間を開通する。今夏には他の区間の完成により、三陸沿岸道路が全線開通する見通しで、東北地方の交通アクセスが大幅に改善しそうだ。
20日に三陸沿岸道路の侍浜インターチェンジ(=IC)―洋野種市ICの約16キロメートルが完成し、岩手県久慈市から青森県八戸市までの区間が全線開通する。また28日には、宮古盛岡横断道路で整備中だった残り3区間が開通。蟇目(ひきめ)―腹帯(はらたい)、川井―箱石、平津戸・岩井―松草の計21キロメートルの完成により、復興支援道路が全て整備される。
また今夏には、岩手県内の野田IC―久慈ICと、田野畑南IC―尾肝要ICの計18キロメートルが完成し、三陸沿岸道路が全線開通する見通し。開通すれば、仙台市から岩手県宮古市までの移動時間が現在の5時間28分から約2時間短縮でき、岩手の主要港である宮古港への利便性向上をはじめ、物流にも大きな恩恵がありそうだ。