• 物流企業

21/03/22

ゼンリンら、秩父で山間部と中心部を先端技術でつなぐ実証実験

 ゼンリン(本社・福岡県北九州市、高山善司社長)、三菱総合研究所(同・東京、森崎孝社長)、西武ホールディングス(同・同、後藤高志社長)ら9者は2020年11月から、埼玉県秩父市で山間部と都市部を先端技術で結び、生活交通と物流を維持し、安定した生活を支える仕組みの構築を進めている。24年の実用化を目指す。
 山間地域の少子高齢化とヒトとモノの移動の困難さに着目。物流や医療など、多様な分野のサービスにドローンや貨客混載、EV(電気自動車)などの技術を活用する。
 具体的には、ドローン配送での高齢者への買い物支援や、貨客混載での物流ネットワークの構築、災害に備えた配送ルートの設定を行う。また山間地域での持続的な医療システムの構築にICT(情報通信技術)を活用した遠隔医療の取り組みも目指す。各情報を集約し一元化して利用者に提供するための情報提供システムとして、「秩父版ダッシュボードシステム」を開発する。

「秩父モデル」イメージ