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21/03/10

スタンデージ、山九と連携で貿易書類の無料作成サービス

 STANDAGE(本社・東京、足立彰紀社長)は3月8日から、パートナー企業の山九と連携し、中小企業の貿易ビジネス向けに書類の無料作成サービスを開始した。同社のデジタル貿易総合サービス「デジトラッド」の貿易コンシェルジュを通じ、貿易業務の負担を軽減して中小企業を支援する。
 同社は2020年3月から山九の国際小口輸送サービスと連携。安心・安全・簡単な国際輸送サービスの構築、物流業務のデジタル化で協業している。
 デジトラッドは簡便な国際輸送費の見積もりに加え、貿易に必要な各種書類の大部分を自動化する仕組み。書類作成サービスは当面、新型コロナウイルスの影響を受けた中小企業を中心に無料で提供し、ゆくゆくは成果報酬型のモデルも検討する。

 コロナ禍の貿易ビジネスはコンテナ不足や国際輸送費の高騰などで業務が複雑化している。輸出業務の負担が大きくなるなか、中小企業は貿易事務職の労力が不足していたり、兼任で行っている場合も多い。また、ビジネスの頻度が低いと外注もしづらいとみて、今回の無料支援を打ち出した。