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21/03/09

豊田通商、高速道路でのトラックの後続車無人隊列走行技術を実現

 豊田通商(本社・名古屋、貸谷伊知郎社長)は2月22日、後続車の運転席を実際に無人とした状態でのトラックの後続車無人隊列走行技術を実現した。今後、これまでの実証実験で得られた知見を生かし、国内の陸上輸送の効率化に貢献する。


 新東名高速道路の遠州森町パーキングエリア〜浜松サービスエリア間の約15キロメートルで、3台の大型トラックが、時速80キロメートルで車間距離約9メートルの車群を組んで走行。無人状態で車間距離維持や先頭車追従に成功した。
 同社は、経済産業省と国土交通省から受託した「トラックの隊列走行の社会実装に向けた実証」の一環として実証実験を実施。高速道路におけるトラックの後続車無人隊列走行技術の実現を目指し、2016年から車両技術の開発と後続車無人システムの実証実験を進めてきた。