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21/03/09

ESR、川崎・浮島にマルチテナント型物流施設22年8月にしゅん工

「ESR川崎浮島ディストリビューションセンター」完成イメージ図

 物流不動産のESR(本社・東京、スチュアート・ギブソン社長)は2022年8月、川崎市に「川崎浮島ディストリビューションセンター」をしゅん工する。総投資額は約240億円。物流施設としては最新となる免震鉄骨構造を採用する。関東広域へのアクセスに優れた立地。物流運営の効率性を重視した設計で、顧客のニーズに応える。
 所在地は川崎市川崎区浮島町400ノ36。敷地面積は3万2227平方メートル。免震鉄骨造4階建てで、延床面積は6万9533平方メートル。倉庫は1-2階、3-4階のメゾネット式で、最小賃貸区画約9570平方メートル。最大6テナントに分割が可能。
 トラックはスロープで3階まで直接アクセスできる。トラックバースは1階および3階に各30台。荷物用エレベーター、垂直搬送機を備える。敷地内にはトラック待機場20台分を確保。普通自動車用134台、バイク用12台の駐車場を整備する。
 首都高速神奈川6号川崎線の浮島IC(インターチェンジ)から300メートル、首都高速湾岸線と東京湾アクアラインの結節点の川崎浮島JCT(ジャンクション)から700メートル。
 羽田空港や川崎港にも近く、空輸貨物・海上貨物を効率的に保管できる。需要が拡大しているEC(電子商取引)や小売業界の商品物流のほか、医療関係など緊急性の高い配送や冷凍冷蔵貨物などの食品物流のニーズにも対応する。
 BCP(事業継続計画)対策として非常用自家発電装置などを完備。また、雇用の観点からもアクセスに優れ、広域からの労働力確保を見込む。