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21/03/03

ヤマトHD、4月から新デザインの「クロネコマーク」64年間で初の変更

新しい「クロネコマーク」

 ヤマトホールディングス(本社・東京、長尾裕社長)は4月1日から、企業シンボル「クロネコマーク」を新デザインにする。変更は1957年の制定以来、初めて。地域に根ざす集配車両には親しみのあるネコマークを展開し、ビジネス領域や大型車両には新設の「アドバンスマーク」を採用する。
 4月1日、ヤマトグループはヤマト運輸を中核に経営資源を結集し、新体制を開始する。新マークは新たなビジョンの象徴とし、個人・法人への幅広いサービス展開やサステナビリティへの取り組み、物流エコシステム創出など、同グループの今後に向けた思いを込めた。

 

新設する「アドバンスマーク」

 親ネコが大切に子ネコを運ぶクロネコマークは「安心・丁寧」のシンボルとして64年間親しまれてきた。今回は従来のイメージを生かしたまま、細部に修正を加えたシンプルなデザインに変更した。
 アドバンスマークは親猫と子猫の顔の形をモチーフにしたデザイン。「既成概念にとらわれずに挑戦する姿勢とビジョンの象徴」(同社)とし、新サービスや新事業に使用する。
 コーポレートカラーは主にクロネコマークで親しまれてきた黒と黄色のまま、サブカラーにメインの2色を引き立たせる白とグレーを採用した。