- 物流企業
21/03/01
佐川急便、JR九州と新幹線貨客混載の事業化で実証実験
佐川急便(本社・京都市、本村正秀社長)は2月24日、JR九州(同・福岡市、青柳俊彦社長)と宅配便荷物を九州新幹線で運ぶ貨客混載事業の実証実験を実施した。両社は同事業の実施に向けた検討を進めており、今回の実証実験はこの事業開始に向け行われたもの。
実験では、佐川急便が指定の場所から宅配便荷物を集荷。九州新幹線の業務用室に宅配便荷物を積載し、博多駅-鹿児島中央駅間を輸送した。鹿児島中央駅発博多駅着の便では、朝採れの野菜などを、博多駅発鹿児島中央駅着の便では、空の段ボール箱を荷物に見立てて輸送した。
両社は、今回の実証実験の結果を踏まえ、今後も事業化を目指して検証を進めていくとしている。