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21/02/24

国交省、首都高新料金で骨子案大口多頻度は拡充へ

 国土交通省は5日、来年4月から改定する首都高速道路の料金の方針を示した。新たな上限料金を設定し、長距離を走る車両の料金を引き上げることなどが柱。大口多頻度割引の拡充や、深夜割引も導入する。
 同日の国土幹線道路部会で骨子案を提示した。国交省は今春にも、料金体系を具体化させる。
 首都圏の高速道路に関し、国交省は2016年から料金水準を統一している。一方、首都高を一定距離以上走行する場合は激変緩和措置として、距離に関係なく上限料金が適用されることから、新料金では上限の見直しなどを進める。
 また来年4月以降は、首都高の大口多頻度割引も拡充する。現在は中央環状線の内側を走行しない車に限り、最大割引率を35%としているが、今後は走行ルールなどの条件を設定した上で、さらなる割引を適用する。交通量の少ない深夜帯については、午前0〜4時の通行料を下げる深夜割引も導入する。