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21/02/19

太陽工業、医薬品向け輸送用保冷容器を発売

 新型コロナ対策の医療用テントや各種物流資材などを手掛ける太陽工業(本社・東京、荒木秀文社長)は2月18日、医薬品向け輸送用保冷容器「メディカルボックス」を発売した。ワクチン接種に伴う配送網の早期構築を可能にし、短期納期・大量生産に対応する。
 このメディカルボックスは、ワクチン輸送に必要な保冷性能を確保しつつ、即時大量生産できる製品をコンセプトに開発。評価試験でも内容物の温度を2〜8度で33時間保持することに成功。異なる2種類の蓄熱剤の併用で2〜8度の温度域を長時間維持することが可能となる。 
 製品の特徴としては、加工が容易な発泡スチロールを断熱材に活用し、一体成形によって継ぎ目の無い断熱型枠を形成。そのため、短期納期と大量生産に対応できる仕様と、温度管理を担保できる仕様の両立を可能にした。