- 物流企業
21/02/17
両備HD、宅配事業に参入
両備ホールディングス(本社・岡山市、松田敏之社長)は2月5日から宅配事業に新規参入した。EC(電子商取引)市場の拡大や、新型コロナウイルスの影響による外出自粛で高まるニーズに対応する。2023年度に売上高10億円を目指す。
事業名称は「まごころお届け隊」。社内カンパニーの両備トランスポートカンパニーが運営する。ラッピングを施した専用の軽貨物自動車3台で配送を始めた。当面は岡山県内を事業エリアとし、次に広島、福岡、群馬とエリアを増やし、全国に広げていく計画。21年度中に、約5100万円を投じて専用車を30台導入。23年度には110台にする。
両備トランスポートはこれまで、幹線輸送と倉庫運営が主力。EC市場の需要が増え、コロナ禍で外出自粛が続いていることから、宅配事業への新規参入を行った。「まごころを込めて1つ1つの荷物を届けたい」という思いを込め、女性社員が中心となって企画した。
「まごころお届け隊」は女性ドライバーを主力にした事業展開を見据えている。