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21/02/04

コカ・コーラ、自動物流センター「埼玉メガDC」稼働開始

「埼玉メガDC」外観

 コカ・コーラボトラーズジャパン(本社・東京、カリン・ドラガン社長)は2月3日、埼玉工場敷地内で、自動物流センター「埼玉メガDC」の稼働を開始した。国内最大級の保管・出荷能力を持ち、高密度かつ高効率の倉庫運営を実現した。
 所在地は埼玉県吉見町下細谷943ノ1 埼玉工場敷地内。敷地面積は1万4747平方メートル。地上3階建てで、延床面積は2万3548平方メートル。保管容量はコカ・コーラシステム国内最大級の6万パレット。製品出荷能力は8500万ケースを備え、東京都および埼玉県の全エリアの物流を担う基幹拠点。
 埼玉メガDCは、同社の物流体制の最適化を進める「新生プロジェクト」で得た知見を生かして設計されたディストリビューションセンター(在庫型物流倉庫)。これまで各拠点で行ってきた仕分けやピッキングなどの物流業務、在庫、保管スペースを同施設に集約。製造から得意先や各自動販売機などのエンド・ツー・エンドまでタイムリーに製品を届けるネットワークを構築する。
 また、自動格納ラックや自動ピッキングシステムなど設備の自動化を推進。従来の約半分のスペースでの製品の保管や、出庫にかかる時間や人員による作業工程を短縮することが可能となる。
 2022年末には明石工場敷地内に「明石メガDC」をしゅん工予定。今後も市場環境や多様なニーズに迅速に対応するため、最適な物流体制の構築を目指す。

設備の自動化を推進