伊東電機、ショールームを拡張リニューアル

　伊東電機（本社・兵庫県加西市、伊東徹弥社長）はこのほど、本社内の東山第二工場に開設しているマテハンショールーム「イノベーションセンター」をリニューアルした。面積を約２倍に拡張し、実際の生産・物流現場に近いＭＤＲ式マテハンシステムを展示する。
　生産・物流現場で自動化・省人化のニーズが加速するなか、ネット通販市場、物流センター、製造ライン搬送、パレット保管・搬送、自動倉庫などの業界をターゲットに、システム提案の場を確保する。ＭＤＲ式マテハンの市場認知度の向上を図り、運び方・働き方改革への貢献を目指す。
　最新のＭＤＲ式マテハンシステムを常設展示し、定期的に展示機器を入れ替える。目的別に設定した展示室は３つで、第１展示室はＭＤＲ式マテハンの歴史からコア技術の紹介、搬送制御の実演によるソリューションの提案。第２展示室はパレット搬送、保管システムを中心に大型システムによる提案。第３展示室はピッキング・ソーティングシステム展示、技術検証、カスタム品検証、 搬送テストなどの実施・検証。
　今回の拡張リニューアルで見学者の受け入れ数が拡大したほか、すべての見学、実験・検証はオンラインでも対応可能。また、 セミナー会場では実機を利用した事例紹介やテーマ別のセミナーを定期開催する。