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21/02/02

冬用タイヤ、国交省が溝の深さ確認義務化

溝の深さが新品時の50%まですり減ると「プラットホーム」が溝部分の表面に現れる

 国土交通省は26日、トラック運送企業を対象に、冬用タイヤの溝の深さの確認を義務付けた規則を施行した。雪道を走る車両の冬用タイヤについて、整備管理者は、溝の深さがタイヤメーカーの推奨使用限度よりすり減っていないかを確認。運行管理者も、点呼時に安全性が確認されたかのチェックを行わなければならない。
 国内メーカーの冬用タイヤは、溝の深さが新品時の50%まですり減ると、「プラットホーム」という使用限界の目安が溝部分の表面に現れる。これを基に適正なタイヤを使っているかの確認を行うことが義務化された。
 昨年末以降の大雪により、関越道や北陸道で多くの大型車両が立ち往生したことを踏まえ、貨物自動車運送事業輸送安全規則を一部改正したもの。規則違反の場合、初回は警告、2回目は10日間の運行停止といった罰則もある。