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21/02/02

秡川自動車局長、大雪の立ち往生受けチェーン目安も検討へ

 国土交通省の秡川直也自動車局長は1月27日の会見で、昨年末から相次ぐ大雪でトラックが立ち往生したことを受け、降雪時のチェーン装着の目安・基準の策定と、荷主と運送企業の連携を検討する考えを示した。
 昨年12月末から、東北・北陸地方では記録的な大雪が続き、関越道や北陸道では、道路上で車が立ち往生する事案が発生した。特に、冬用タイヤは摩耗した状態で走行するとスタックなどが起き、立ち往生につながることから、国交省は1月26日、冬用タイヤの摩耗基準を明確化。トラックとバス各企業に対し、状態を事前確認することを義務付けた。
 これに加え、秡川局長は「冬用タイヤにチェーンを付けるといわれる。企業にとっては手間にもつながるので、目安・基準(の必要性)を大臣と話している」とし、策定できるか否かを含め、検討するとした。
 荷主の対応についても、「事前に天候を考慮し、運送経路(の指示)を柔軟に対応してほしい。降雪情報がある際は在庫を検討するなど、関係者と議論している」と説明。気象庁の情報を基に、荷主がどう対応するかに関しても研究するとした。