- 物流企業
21/01/26
日通、富山市に延べ床面積1万平方メートル強の医薬品センターをしゅん工
日本通運(本社・東京、斎藤充社長)は1月21日、医薬品関連産業が集積する富山市に富山医薬品センターをしゅん工した。製品化された医薬品の国内供給だけでなく、医薬品製造事業者のバックヤードとしても利用可能。国内外のサプライチェーンを見据えた戦略的拠点として位置づける。
所在地は富山市新庄本町2ノ8ノ59。敷地面積は1万5373平方メートル。鉄骨造の地上5階建てで、延べ床面積は1万1036平方メートル。医薬品のGDP(適正流通基準)をクリアした施設。定温、保冷の温度管理などサプライチェーンのあらゆるニーズに対応する。また、保管エリアは温度、セキュリティを総合監視。災害などに備え、非常用発電設備も設置する。
同社では、医薬品物流の全体最適を実現する新たな医薬品サプライネットワーク構築の核として、国内4拠点(東日本、西日本、富山、九州)の整備を進めている。今回の富山医薬品センターは3拠点目。2月には4拠点目となる東日本センター(埼玉県久喜市)がしゅん工する。