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21/01/26

あんしん、GLPと協働で沖縄に先進的物流施設を開発

「GLP沖縄浦添」外観完成イメージ

 沖縄県下最大規模の物流会社あんしん(本社・沖縄県浦添市、照屋勝士社長)は2023年2月、日本GLP(同・東京、帖佐義之社長)と協働で先進的物流施設「GLP沖縄浦添」を開発する。県内に分散する物流拠点の集約により、二酸化炭素(CO2)の排出削減や交通渋滞の緩和などを目指す。
 「GLP沖縄浦添」の所在地は沖縄県浦添市牧港5。敷地面積は2万9000平方メートル、地上4階建ての耐震・鉄骨造で、延床面積は6万2000平方メートル。浦添市は県庁所在の那覇市に隣接しており、重要港湾の那覇港から約8キロメートル、那覇空港からは約11・5キロメートルとアクセスに優れ、県内の広域搬送拠点に適している。
 施設規模は物流施設として沖縄県内最大級。建物には3階へのスロープを設け、2フロア(1-2階、3-4階)での効率的なオペレーションを可能にする。加えて、バース設置階の1、3階はブレースのない構造とし、搬入出業務の効率性を向上させる。
 同社は、新たな物流センターを整備する「あんしん沖縄ロジスティックゲートウェイ構想(仮称)」を推進してきた。IoT、ビッグデータ、AI(人工知能)の活用によるスマート物流の実現を目指すとともに、生産性の向上や日々物流業務に携わる従業員の快適な働く環境を整備。沖縄県が推進する国際物流事業のさらなる発展への貢献を目指す。