- 物流企業
21/01/15
福通、乾汽船と業務提携・マッチングノウハウで物流効率化へ
福山通運(本社・広島県福山市、小丸成洋社長)は1月13日、乾汽船(同・東京、乾康之社長)と業務提携した。両社の知見・経験を生かし、物流事業の効率化・生産性の向上を目指す。
幹線輸送を主力とする同社の全国ネットワークに、外航海運・倉庫を主力とする乾汽船のマッチングノウハウを展開。今後5年間をめどに、サプライチェーン全体の効率化に向けたソリューションを確立する。具体的には乾汽船の物流マッチングソリューションを、福通の拠点に展開する。
同社はこれまでも、モーダルシフトに取り組むなど輸送モードの多様化、輸送力の安定的確保・効率化を推進してきた。
乾汽船は2023年3月までの中期経営計画で、倉庫・運送事業の「新たなロジスティクスバリューの創出」を掲げ、物流マッチングシステムを活用した効率配送モデルに注力。物流ネットワークの強化を目指している。
両社は今後、引越しなどの物流事業についても、互いの経営資源や事業ノウハウを有効に活用。輸送効率の改善に向けて協業する。