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21/01/15

JR貨物、トラックドライバー用アプリの試運用開始

 

アプリの画面イメージ(メニュー画面)

 JR貨物(本社・東京、真貝康一社長)は2021年下期、スマートフォンを活用した貨物駅のスマート化推進アプリ「トラックドライバー用アプリ」の試運用を全国6駅で開始する。貨物鉄道輸送を利用する運送企業と貨物駅間の相互の持続可能な物流ネットワークを構築する。
 アプリでは、トラックドライバーに貨物列車位置・遅延情報、コンテナ位置情報などを提供する。また、コンテナ持ち込み・持ち出し時間予約機能で駅構内の荷役作業を可視化し、混雑状況の事前把握が可能になる。さらに、貨物駅から列車遅延による作業変更情報なども提供し、情報伝達迅速化を図る。
 試運用駅は、函館貨物駅、仙台貨物ターミナル駅(タ)、隅田川駅、静岡貨物駅、百済貨物タ、北九州貨物タの各駅。試運用で機能の改修や拡充を行い、2022年度中に全国のコンテナ取扱駅への展開を目指す。
 この機能の導入で、駅構内の混雑状況や作業状況が可視化され、通運企業がスムーズな運行が可能になる。また、フォークリフトによるハンドリング回数の削減で、荷役事故の減少につながる。

「トラックドライバー用アプリ」導入機能