- 統計・データ
21/01/08
21年1~3月の引っ越し動向、個人・法人ともに低調の見込み
2021年1~3月の引っ越し動向は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、個人・法人ともに動きが低調で、問合せ・内覧・申込の件数が全て減少する見込み。賃貸不動産のマーケティング・コンサルティングのリーシング・マネジメント・コンサルティングが、不動産仲介会社にアンケートを実施した。
1~3月の個人の引っ越しの動きについて、仲介担当者の予測は「問合せが増える」は19・7パーセント、「変わらない」は36・9パーセント、「減る」は43・4パーセント。「内覧が増える」は15・7パーセント、「変わらない」は36・0パーセント、「減る」は48・3パーセント。「申込が増える」は16・9パーセント、「変わらない」は34・8パーセント、「減る」は48・3パーセント。
法人についてはさらに弱気な印象で、「問合せが増える」は13・5パーセント、「変わらない」は31・7パーセント、「減る」が54・8パーセント。「内覧が増える」は11・7パーセント、「変わらない」は32・0パーセント、「減る」は56・3パーセント。「申込が増える」は13・5パーセント、「変わらない」は31・4パーセント、「減る」は55・1パーセント。
新たな集客方法を工夫する会社は22・5パーセント。工夫の内容は「ポータルサイト掲載の質の強化」が24・6パーセント、「ポータルサイト掲載数の増加」が17・4パーセント、「SNSの活用」が11・6パーセントなど。
同アンケートは新型コロナによる賃貸不動産仲介会社への影響調査と併せ、2020年6月4日~18日に首都圏(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)所在の賃貸不動産仲介店舗211社および同11月20日~12月18日に同325社からの回答をまとめた。