- 物流企業
21/01/08
シモハナ物流、全国の物流拠点にトラック予約受付システムを導入
シモハナ物流(本社・広島県坂町、下花実社長)は2021年以降、同社の全国の物流拠点にトラック予約受付システムを順次導入する。トラックの入出荷に関するデータを取得し、生産性の向上など業務改善につなげる。
導入するのはHacobu(同・東京、佐々木太郎社長兼CEO)のトラック予約受付サービス「MOVO Berth」。
シモハナ物流の多くの営業所では、トラックの長時間待機が課題。物量が増加した際には、社員が入荷車両の交通誘導を行わなくてはいけないという問題も抱えていた。
こうした問題を解決するため、同社では東日本を中心とした物流拠点9カ所に先行導入。浦和第二営業所では、利用の有無でトラックの待機時間に3倍以上の差が認められた。また、事前にいつ、何を積んだトラックが到着するかも把握できるようになり、先々を考えた受け入れ準備ができる。そのため庫内業務の改善も行えるようになったという。
こうした結果を踏まえ、21年以降、西日本の物流拠点でも「順次導入することを決定。得られたデータを蓄積し、分析・活用する事で、数値を根拠に生産性の向上など、物流最適化の実現を目指す意向だ。