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21/01/05

サンゲツ、同社初の無人搬送ロボットを導入した物流施設をオープン

新設・統合を行い1拠点に機能を集約した関西ロジスティックセンター

 サンゲツ(本社・名古屋市、安田正介代表取締役兼社長執行役員)は1月5日、大阪市淀川区に「関西ロジスティクスセンター」を新設した。自動化・省人化をコンセプトに、西日本エリアでの物流体制強化を図る。
 所在地は大阪市淀川区加島2ノ1ノ74。延床面積は約4万3880平方メートル。同社初の無人搬送ロボットを導入しており、在庫棚を出荷作業場所まで自動搬送することが可能。自動で商品を運ぶAGV(無人搬送車)などの新設備も取り入れ、徹底した自動化・省人化を図った。
 壁装材や床材、ファブリックなど約1万2000点の在庫を有し、関西エリア(大阪府・京都府・兵庫県・奈良県・和歌山県・滋賀県)のみならず、各ロジスティクスセンター向けの供給用商品を扱う西日本在庫拠点として位置づける。
 同社ではこれまで、関西エリアは2拠点で対応していたが、デリバリーロスやオペレーションの非効率性が課題となっていた。今回、関西ロジスティクスセンターを新設・統合し、1拠点に機能を集約したことで、課題解消につなげる。
 今後、配送コストの上昇や重量物配送の忌避傾向など、物流業界全体を取り巻く課題を踏まえ、2022年度までの3カ年の中期経営計画のもと、自社配送体制の拡充と高度化を進める。