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20/12/26
日通、羽田空港着の輸入貨物配送サービスを拡充
日本通運(本社・東京、斎藤充社長)は12月24日、羽田空港着の輸入貨物を対象に、新たな配送サービス「あす配羽田」と「鉄配羽田」を開始した。それぞれのメリットを打ち出し、同空港の立地優位性と同社の事業基盤を生かしてサービスを拡充する。
「あす配」は、関東近郊に最短翌日午前中に配送するサービス。午後7時30分までに同空港へ到着するフライトの貨物を対象に、同日中に輸入通関を実施する。同空港内で配送用トラックに積み込み、速やかなオペレーションと国内・国際両拠点のタイムリーな連携を図る。成田空港到着時と比べ、リードタイムを半日~1日短縮する。 混載トラックで配送し、貸し切りトラックより輸送コストを抑える。
「鉄配」 は同空港に到着する貨物を近くの鉄道貨物駅に搬入し、鉄道を利用して日本全国へ配送する。鉄道輸送のメリットである安価で大量輸送を生かすとともに、定時性にも優れる。
同空港は国内最大の消費地である東京にあり、関東近郊への配達に優位な立地。また、今年3月から国際線発着枠が拡大し、今後も大幅な増加が見込まれている。
同社はフォワーダーとして唯一、同空港内に国内・国際貨物の双方を取り扱う作業拠点を運営しており、10月から集配拠点を稼働させるなど同空港内の事業基盤を強化してきた。