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20/12/24

第3次補正予算案、大口多頻度割を継続へ

 政府は12月15日、2021年度第3次補正予算案を閣議決定した。国土交通省のトラック関連では、高速道路の大口多頻度割引拡充措置の延長、生産性向上対策などを盛り込んだ。予算案は来年1月の通常国会に提出する。
 高速道路の大口多頻度割引の拡充については、77億6200万円を計上。臨時措置は来年3月末で切れる予定だったが、22年3月末まで延長し、平時、非常時問わず物流機能を担う運送企業を支援する。次世代型自動料金収受システムETC2・0搭載車は最大割引率を5割に引き上げる。通常のETC搭載車の最大割引率は4割となる。
 またトラックの労働生産性向上では、車両後部に設置した機器で貨物を上げ下げする「テールゲートリフター」の補助も盛り込んだ。高速道路のミッシングリンク対策、国際コンテナ戦略港湾機能の強化などを進める522億5400万円のうち、一部を充てる。