• 物流企業

20/12/24

福通・小丸交通財団の日本語作文スピーチコン、初のリモート開催

 福山通運(本社・広島県福山市、小丸成洋社長)の外郭団体小丸交通財団は12月19日、第5回日本語作文スピーチコンテストを開いた。会場は広島県東広島市にある広島大学の「福山通運小丸賑わいパビリオン」。新型コロナウイルス感染拡大の中、日本とインドネシアをつないだ初のリモート開催となった。最優秀賞に、ブラヴィジャヤ大学のデリア・ボゥディ・カミラさんが選ばれた。

リモート開催された第5回日本語作文スピーチコンテスト

 今回は10大学117人の応募から事前審査を通過した優秀者10人が「交通」というテーマでスピーチした。広島大学PERSADA共同プロジェクトセンター、ダルマプルサダ大学が共催。福山通運が特別協賛。
 最優秀賞の内容は「インドネシアでは免許の年齢に達していない子供でもバイクを運転することが常態化しており、自分も親に禁止されていたが友人にバイクの運転を教えてもらった。しかし、事故に遭いかけたことをきっかけに母から安全運転の大切さを教えられ、周りに流されず自分で考えることの重要性を学んだ」というもの。
 同財団は交通安全思想の普及啓発活動を目的として2013年に創立。国内で小学校対象の交通安全教室などを開催しているほか、海外向けの活動としては同コンテストが恒例。日本語の学習成果を発表する機会を提供し、日本との文化交流、交通安全意識の向上を図っている。