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20/12/24

日通、寝屋川市に延べ床6万強の西日本医薬品センターをしゅん工

西日本医薬品センター外観

 日本通運(本社・東京、斎藤充社長)は12月18日、大阪府寝屋川市に西日本医薬品センターをしゅん工した。西日本エリアへの医薬品供給だけでなく、関西国際空港に近い立地を生かした原料、原薬の輸入や製品輸出など、国内外の医薬品サプライチェーンを見据えた戦略的拠点としての活用を目指す。
 所在地は大阪府寝屋川市小路南3ノ19。敷地面積は3万2356・62平方メートル、鉄筋コンクリート造+鉄骨造の地上4階建てで延床面積は6万3564・79平方メートル。医薬品のGDP(適正流通基準)をクリアした施設。定温、保冷の温度管理に加え、輸出入用の保税エリア、特殊医薬品エリアなどサプライチェーンのあらゆるニーズに対応する。また、保管エリアは温度、セキュリティを総合監視。災害などに備え、免震構造を採用し、非常用発電設備も設置した。
 同社では、医薬品物流の全体最適を実現する新たな医薬品サプライネットワークの構築を図っている。その第一段となる九州医薬品センター(福岡県北九州市)は10月にしゅん工しており、今回の西日本医薬品センターは2拠点目。2021年1月には東日本(埼玉県久喜市)および富山(富山市)のしゅん工が控えており、これら国内4拠点(東日本、西日本、富山、九州)の各医薬品センターのしゅん工をもって医薬品サプライネットワークの全拠点が完成。2021年2月からサービスを開始する。