- 物流企業
20/12/23
関通、倉庫管理システムとAMRのデータを自動連携
関通(本社・大阪府東大阪市、達城久裕社長)はこのほど、同社の倉庫管理システム「クラウドトーマス」とシリウスジャパンの協働型物流ロボット「シリウス」を連携させ、システムの出荷指示からオーダーの紐付けまでを全自動化した。ピッキング中のオーダー状態が自動でシステムに送信され、リアルタイムで確認できる。
クラウドトーマスは物流センターの在庫把握や庫内業務の効率化を図るソフトウエア。同社の物流サービス事業のノウハウを生かして開発した。
シリウスは自律型協働ロボット(AMR)で、ピッキングエリアで作業者と協働する。複数のシリウスが直接、倉庫内の位置情報を通信で共有し、自らの動きを決める。指令を出す上位の情報システムが不要で既存倉庫にも導入しやすく、同社では今年8月から稼働させていた。
同社は今後、クラウドトーマスをプラットフォームとした様々な物流ロボットとの連携を進める。また、クラウドトーマス導入済みの顧客向けに、シリウスとの連携機能を使った物流改善を提供する。