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20/12/22

鈴与、荷主3社との共同連携輸送で受賞

 鈴与(本社・静岡県静岡市、鈴木健一郎社長)は12月18日、経済産業省「令和2年グリーン物流パートナーシップ会議」商務・サービス審議官表彰を受賞した。
 Jーオイルミルズ、ライオン、モンデリーズ・ジャパンとともに、高積載型スワップボディ車両を利用した共同連携輸送を実施。二酸化炭素(CO2)排出量削減などの環境負荷低減とドライバーの労働環境改善を実現した。

 従来別々に行っていたライオンの千葉県市原市から、愛知県小牧市への輸送と、モンデリーズの愛知県清須市から静岡市への輸送、Jーオイルの静岡市から千葉県佐倉市・袖ケ浦市への輸送を組み合わせた。
 中間地点に位置する鈴与の静岡市の拠点を活用し、中継輸送を行う。関東との往復では、静岡市から、Jーオイルの千葉県袖ケ浦市の拠点まで実車輸送。袖ケ浦市からライオンの市原市の拠点まで空車で移動。そこで荷物を積載し、静岡市まで輸送する。

 愛知県側では、静岡市の拠点を起点に、小牧市のライオンの拠点まで実車輸送。その後空車で、清須市のモンデリーズの拠点に移動し、荷物を受け取り、静岡市まで輸送する。
 共同輸送で、車両台数を1日当たり3台から2台に削減。実車率は96・5%に向上した。また静岡市を中継拠点にすることで、日帰り運行も実現した。