- 物流企業
20/12/22
ヤマトHDとJAXA、空の新たな輸送モード実現に向け連携
ヤマトホールディングス(本社・東京、長尾裕社長)と宇宙航空研究開発機構(JAXA)はこのほど、物流電動垂直離着陸機(物流 eVTOL)への装着と地上輸送手段の両方に搭載可能な大型貨物ユニット「PUPA(ピューパ)8801」の航空輸送に最適な形態(空力形状)を開発した。空陸一貫輸送を実現し、顧客に利便性の高いサービスを提供する。
ピューパは、ヤマトHDが開発を進めているeVOLT専用の貨物ユニット。中でも8801は、約400キログラムの積載量を持つシリーズ最大の機体。空/陸上輸送間の切り替えを素早くかつ少ない作業工程で行えるよう、離着陸や空輸の際の空気抵抗などを考慮しつつ、陸上で使われるパレットなどにも対応することが必要だった。
ヤマトHDでは、今回の成果を踏まえた具体的なサービス性検証を含むシステム開発を続け、2020年代前半までにサービス導入を目指す。