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20/12/15

日通、関西空港で医薬品輸送品質認証の2021年中の取得を目指す

 日本通運(本社・東京、斎藤充社長)はこのほど、関西エアポート(同・大阪府泉佐野市、山谷佳之社長)主催の「KIX Pharmaコミュニティ」に参画。IATA(国際航空運送協会)が提唱する医薬品輸送品質認証「CEIV Pharma」の2021年中の取得を目指す。
 西日本のゲートウェイである関西国際空港で、世界各国のGDP基準を包括した同認証を取得することで、より安全で高品質な医薬品輸送サービスをグローバルに提供していく。
 医薬品業界では、医薬品のGDP(適正流通基準)がEUで法制化されており、日本でも2018年に日本版GDPガイドラインが出されている。原料や素材の調達から最終消費者への供給まで、厳格な管理がグローバルレベルで要求されている。
 同社は、医薬品産業を重点産業と位置付け、医薬品物流の全体最適を実現する医薬品サプライネットワークの構築を推進。核となる医薬品センターの建設も進んでおり、九州がしゅん工したほか、西日本、東日本、富山も完成間近となっている。