• 物流機器メーカー

20/12/14

極東開発、10トン軽量ホイストリヤダンプに新仕様車

 極東開発工業(本社・兵庫県西宮市、布原達也社長)は12月18日、10トン軽量ホイストリヤダンプトラックを改良し発売する。高い強度と軽量化を実現した耐摩耗鋼板仕様を追加。大幅に軽量化し、輸送効率を向上した。

 ボデーに高い硬度と靭性を持つ「HARDOX(ハルドックス)」を採用。耐衝撃性だけではなく、変形や亀裂の発生にも強い一層高強度なボデーとなっている。
 また、強度を保ったまま板厚の薄肉化と補強部品の削減を可能にし、架装物重量が従来機(メーカーカタログ車)に比べ、約500キログラムと、大幅な軽量化を実現。これにより最大積載量1万キログラム以上を確保した。
 サイドパネルとテールゲートの補強部品を無くし、すっきりとしたデザインとした。そのためボデー表面がフラットになり、ダンプ表示番号や看板、ステッカーなど自由なデザインにも対応。さらにボデー内は、デッキとサイドパネルを一体化した緩やかな曲線を持つ丸底デッキ形状とすることで、積荷の排出性と清掃性も向上した。
 希望小売価格はシャーシ抜きで、標準仕様が168万円。耐摩耗鋼板仕様で240万円(いずれも税別)。