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20/12/09

日通、韓国で医療機器品質マネジメントシステムの国際規格を認証取得

 日本通運(本社・東京、斎藤充社長)は11月、医療機器品質マネジメントシステムの国際規格である「ISO13485」の認証を韓国日通仁川空港倉庫で取得した。医療機器の保管や配送を国際規格に準拠して運用することで、安心・安全な物流サービスを提供するとともに、韓国政府が推し進める医療機器の輸出強化にも応える。

「ISO13485」の認証を取得した
「韓国日通 仁川空港倉庫」

 「ISO13485」は、医療機器産業での顧客要求事項および規制要求事項を満たすサービスの提供を行うための品質マネジメントシステム。日通は韓国における日系フォワーダーとして初めてこの認証を取得した。
 医療機器は精密な構造を持ち、人の生命にかかわることから、取り扱う際には高い品質と厳しい管理が求められる。また、医療機器の販売・調達物流はグローバルに広がっており、それぞれの国によって異なる規制への対応が必要となっている。

 韓国では、新型コロナウィルス感染の発生以降、政府・管理当局が医療機器の輸出強化を推進しており、それに伴い、法規制が厳格になっている。保管・配送・付帯サービスの領域も同様に規制の強化が見込まれている。