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20/12/03

センコーGHD、総合卸売・小売業の寺内をグループ化

 センコーグループホールディングス(本社・東京、福田泰久社長)は11月30日、総合卸売・小売事業を行う寺内(同・大阪市、末永義博社長)の全株式を取得しグループ化した。生活者向けの物販機能を充実させ、グループ事業のさらなる強化、拡大を目指す。
 寺内は、個人会員100万人を有する会員制の卸売・小売業の老舗企業で資本金は5100万円。大手メーカーなど約1500社との取引があり、大阪・中央区に商業ビルを4棟、福岡・博多にも1棟を構える。主に服飾雑貨、ブランド品、衣料品、日用雑貨、バラエティ雑貨、化粧品や食品などを幅広く販売。また、生活雑貨「クロワッサン」ブランドなどの店舗を25店展開。さらにネットストア販売も行っている。
 センコーGHDは寺内のグループ化で、寺内の会員に対してライフサポート事業が手掛ける老人ホームや介護、保育などのサービスを提供。寺内が扱う豊富な商品をセンコーグループ従業員や顧客に対して提供するなど、多様な相乗効果を生み出していく。
 寺内は、センコーグループの持つ物流ノウハウを活用し、事業の効率化や新たなサービスの開発などに繋げていくとしている。