- 物流企業
20/11/26
佐川急便、「ところざわサクラタウン」の館内物流と物流コンサル受託
佐川急便(本社・京都市、本村正秀社長)は11月6日に全館開業した埼玉県所沢市の文化複合施設「ところざわサクラタウン」で、館内物流管理を開始した。また、同施設の運営を手掛けるKADOKAWAの物流コンサルティングを受託。「人、物、車、情報、施設保全の一元管理」を目指す。
施設開業準備に伴い、全館養生や初期搬入、備品調達を提案。開業後は館内の物流や配送を一括管理している。①入出庫車両の事前予約による搬入車両の待機時間削減②施設周辺の渋滞緩和と二酸化炭素(CO2)排出量削減③綿密な物流導線の設計による施設の補修・メンテナンスコストの削減ーーなどの効果を狙う。
ところざわサクラタウンはKADOKAWAの書籍製造・物流施設、角川文化振興財団の「角川武蔵野ミュージアム」、カフェやイベントスペース、ホテル、ショップ、レストランなどが入る複合施設。KADOKAWAと所沢市の共同プロジェクト「COOL JAPAN FOREST構想」の拠点施設として、KADOKAWAと角川文化振興財団が所有・運営する。
KADOKAWAは本社機能を持つ新オフィスを同タウン内に開設。円滑な稼働に向け、書類の社内間輸送をはじめ物流業務全般の効率化ニーズを抱えており、佐川がコンサルと館内物流管理で包括的な物流サービスを展開する。