- 物流企業
20/11/20
ヤマト、最寄りの小売店舗でEC商品が受け取れる新サービスを開始
ヤマト運輸(本社・同、栗栖利蔵社長)は11月24日、利用者が最寄りのスーパーやドラックストアでEC(電子商取引)サイトで購入した商品を受け取れるサービスを開始する。利用者の生活動線上にある店舗で受け取りができるようになることで、利便性を高めつつ、再配達の削減につなげる。
利用者がヤマトと提携するECサイトで商品を購入後、ヤマトから届くメールに記載されたURLから受取店舗を選択。店舗に商品が到着すると、二次元バーコードが添付された納品完了メールが利用者に届く。受取店舗で、二次元バーコードを示せば商品を受け取れる。
サービス開始時点で受取店舗は、関東を中心に丸井が展開する商業施設や、全国チェーンのファッション専門店「はるやま」「フォーエル」など約600店舗。今後、荷物を受け取れる場所を増やして利用者の利便性を高めるとともに、不在による再配達の減少を見込む。
受け取り店舗では新たなシステムの投資の必要がなく、専用端末を置くだけですぐに新サービスの導入が可能。また、サービス利用者が提示する二次元バーコードを専用端末で読み取るだけで荷物を受け渡すことができ、受け渡した荷物の個数に応じて手数料収入も入る。専用端末では、自店舗の割引クーポンも発行できるので、ついで買いや新規客の新規顧客の集客効果も期待できる。
イギリスのIT企業、Doddle Parcel Servicesが提供する「Click & Collectシステム」を導入することで実現した。