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20/11/17

住友ゴム、自動運転車のタイヤリモート監視システムで実証実験

 住友ゴム工業(本社・神戸市、山本悟社長)は11月12日、レベル4自動運転車のタイヤの空気圧をリモート監視する実証実験を岐阜市内の公道で実施した。自動運転車両がパンクしても、すぐに対応できる体制を構築をすることで「安全」「安心」を後押しする。  実証実験では、市街地で自動運転車に模擬的なパンクが発生。タイヤに装着されたタイヤ空気圧監視システムからのデータによって管制所が異常をリモート検知し、タイヤ整備店に自動通知。整備店が現場に出動してタイヤを補修し、自動運転が再開されるまでの一連の流れを確認した。

実証実験の概要

 

 同システムは群馬大学の次世代モビリティ社会実装研究センターとの共同研究。車両が無人でもタイヤ空気圧のリモート監視ができ、自動運転車のパンクなどのタイヤトラブルの予知保全およびトラブル発生時の早期対応に貢献する。  自動運転の普及によるドライバーレス社会に向け、同社では今後さらにメンテナンスフリーの商品やタイヤの遠隔監視システムのニーズが高まるとみている。

タイヤトラブル対応作業

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