- 物流企業
20/11/17
日立物流、モーダルシフト取り組み優良事業者賞でグループ2社が受賞
日立物流(本社・東京、中谷康夫社長)とグループ会社のバンテック(同・横浜市、西澤正昭社長)は、日本物流団体連合会(渡辺健二会長)が主催する「令和2年度モーダルシフト取り組み優良事業者賞」の有効活用部門賞を受賞した。
対象となったのは、日立物流の「全国向け、食品の鉄道モーダルシフトの継続実施」とバンテックの「関東~九州の大動脈輸送の継続的なモーダルシフトの推進」。
日立物流は2015年から現在まで、食品メーカーの輸入品を日本全国の在庫保管拠点へ輸送する手段として、トラック輸送と並行して鉄道輸送を実施。15年度の出荷量は12フィートコンテナ114本だったが、納品先増加により、18年度以降は400本以上に拡大。トラック輸送と比べた場合で二酸化炭素(CO2)を98・6トン削減した。
バンテックは1983 年から行っている、自動車部品輸送の海上輸送へのモーダルシフト。陸上輸送から海上輸送とすることで、一度に大量のコンテナの輸送を可能とし、CO2排出量の削減、トラックドライバーの長距離運転の軽減やドライバー不足への対策とした。