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20/11/16

ヤマトHD、市川市で電動三輪車を使った集配実証実験開始

集配の実験実証に用いるRYTLE(リテル)社の3輪電動自転車

 ヤマトホールディングス(本社・東京、長尾裕社長)は11月19日、千葉県市川市で、運転免許が不要な電動三輪車を使った集配の実証実験をスタートする。都心部の配送で課題の交通渋滞による集配効率の悪さや、二酸化炭素(CO2)などの排出による環境問題の解決を図りつつ、多様な雇用機会の創出を目指す。
 ヤマトHDが次世代集配モビリティとして集配実証実験を行うのは、ドイツのスタートアップ企業RYTLE(リテル)が開発した電動三輪車。全長2・7メートル、全幅1・2メートル、最大積載量は120キログラム。運転免許が不要で、走行時にCO2も排出しない。車体と荷物格納ボックスの着脱が可能なのも特長。
 ヤマトHDは、実験結果を踏まえて各種規制に適合するように三輪車を改良し、本格稼働を目指す。
 併せて、着脱可能な荷物格納ボックスを生かした配達エリア単位での事前仕分けによる輸送工程の大幅な短縮や、遊休スペースを利用した新たな集配オペレーションの検討なども行う。