- 物流企業
20/11/13
日通、中国・上海で物流事業拡大へ新倉庫
日本通運(本社・東京、斎藤充社長)は11月2日、中国・上海市の青浦工業園区に「青浦Ⅱ期倉庫」の営業を開始した。同地域での国内販売物流、製造物流、温度管理された保管・配送で顧客ニーズに応える。自動車産業のほか電機・電子など各産業からの物流需要を見込む。
所在地は、上海市青浦区新技路168。既存倉庫の隣接地に建設した。敷地面積は4万5000平方メートル、鉄骨鉄筋コンクリート造3階建て。新たに2万4000平方メートルを新設し、隣接の既存倉庫と合わせて3万9000平方メートルとなる。高床ホーム、ドックレベラー、24時間警備、非常用発電機を備える。
同倉庫は倉庫業務のほか国内トラック輸送業務、航空・海運輸出入フォワーディング業務、流通加工業務などを担う。自動搬送機器などを積極的に導入し、先端技術を活用した省人化を図っていく。また、安全・技術向上を目的としたフォークリフトオペレーターの研修センターを設置し、中国でのモデルとなる倉庫を目指す。
上海市西部に位置する青浦工業園区は上海市の重点支援市レベル工業園区で、電子、バイオ、ハイテク企業が集積している。上海市の中心部まで50分圏内の立地で、生産地として発展中の江蘇省各都市と上海を結ぶ高速道路に隣接し、倉庫需要が高まっているエリア。